勉強会第35回 - Scala勉強会 in 渋谷
発表について
当日の発表はよしださんによる Scala2.9.0の新機能についての説明でした(資料)まあ僕は初学者ということもあって、正直なところ発表内容を深く理解できていない部分があるのですが、それでも基礎的な部分についてはおおむね理解できたつもりではあります。
特にJavaプリミティブ型からScalaの各種型への自動的な変換(Auto-Unboxing for Java Boxed valuesのスライドのあたり)なんかは、「今までなかったのかよw」と心の中でツッコんでしまいました。
質問タイム
カリー化されたメソッドのオーバーライドについて、第2引数の型が異なるメソッドのオーバーライドを定義できるにも拘らず、メソッドのコール時に実際に試してみました。
たとえば、こんな状態。
scala> object X { | def a( x:String )( y:String ){} | def a( x:String )( y:Int ){} | } defined module X
この状態でメソッドX.aをコールすると、
scala> X.a( "hoge" )( 1 )たしかに:9: error: ambiguous reference to overloaded definition, both method a in object X of type (x: String)(y: Int)Unit and method a in object X of type (x: String)(y: String)Unit match argument types (java.lang.String) X.a( "hoge" )( 1 ) ^ scala> X.a( "hoge" )( "fuga" ) :9: error: ambiguous reference to overloaded definition, both method a in object X of type (x: String)(y: Int)Unit and method a in object X of type (x: String)(y: String)Unit match argument types (java.lang.String) X.a( "hoge" )( "fuga" ) ^
質疑応答の中での回答では、「Odersky曰く『仕様です』」とのことでした。
xhtml関連の質問をしました
じつは開会前に「xhtmlのパース/置き換えをするにはどうしたらよいか」という質問をしました。皆さんのご意見を聞く限りでは、どうやらjerichoというライブラリを使用するのがベターとのことでした。
感想とか
scala初学者でも十分に参考となる内容でした。ぼくの他にも数名初学者の方がいらしたのですが、むしろ初学者の方ほどこの勉強会に参加するメリットがあると思います。また、近々yuroyoroさん共著のscala本が出版されるそうです。こういった情報に関するアンテナを広げるという意味でも、今回の参加は意義深いものでした。
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